みなさんこんにちは!ホスピタリティCCです☆
桜も満開の季節となり、いよいよ明日からは4月です。
企業様の中では、新たに新卒社員を迎え入れる時期でもありますが新卒メンバーを迎える前に’受け入れる社内の準備’はできていますか☆

関わらせていただいている企業様の中では毎年
4月が近づくとこんな会話が聞こえてきます。
「今年はどんな子が来るんだろう?」
「忙しい中で何をどの順番で教えよう?」
「やる気と素直さは持ち合わせているのか?」
・・・etc
新卒を迎える側として、期待と同時に不安を感じる方も多くいらっしゃいます。
ただ、この時期に受け入れる前に一つだけ立ち止まって考えておきたいことがあります。
それは、「直接関わる先輩社員が新人を迎える心構えや準備など本当に整っているか」
と言ったポイントです。
多くの現場では、新人教育というと
「どう教えるか」「何を教えるか」に意識が向きがちになります。
もちろんそれも大切です。
ですが実は、新卒育成で最も重要になってくるのは、
“受け入れ態勢”が整っているかどうか。と言ったポイントです。

ある組織での話です。
新卒メンバーが初出勤した日、現場はいつも通り忙しく、
新卒メンバーと一緒に座ってゆっくり話をする時間は設けられていませんでした。
先輩社員はこう声をかけます。
「とりあえず、見て覚えてね!わからなかったら何でも聞いて!」
先輩社員は気さくに、歩み寄って普段通りに接したつもりでした。
しかし新人は、何をすればいいのか分からず、
周囲の動きをただ追いかけるだけで1日が終わりました。
先輩社員は「何かわからないことあった?」と問いかけるも、
新卒メンバーは何が基準か分からず、わからないことがわからない。
そのため質問があまりできず、先輩社員は’質問ないから仕事に興味ないのかな?’
と新卒メンバーを見てしまい、コミュニケーションの齟齬が生まれてしまった。という話です。
一方で、別の組織ではこうでした。
初日に「今日はここまでできれば大丈夫だよ!一緒にそこを目指そう!」とゴールが共有され、困ったら誰に聞けばいいかも明確にされていました。
さらに、「最初はできなくて当たり前だから大丈夫!みんな通る道だね。」と
一言添えられていました。結果としてその新卒メンバーは、同じように不慣れでありながらも、安心して一歩を踏み出し、先輩に質問なども少しづつ増えていった。という話です。
この2つの違いは、個々の能力ではありません。
受け入れ方の違いです。
新卒メンバーは、社会人としては“初めての環境”に入ってきます。
十数年間学生生活を経て、いきなり社会人としての当たり前!の中に
飛び込んでくることとなり、学生と社会人の違いを肌身で感じることとなります。
つまり、
・何が正解なのか
・どこまで自分で判断していいのか
・失敗したらどうなるのか
すべてが分からない状態です。
この状態で放り出されると、人は動けなくなってしまいます。
逆に、
・何をすればいいかが分かり、見える化されている
・困ったとき、助けてくれる人がいる
・見守られていると感じられる
この3つが揃うと、人は安心して行動できます。
では、受け入れ前に何を準備すればいいのでしょうか。
ポイントは、大きく3つです。
① 最初の「ゴール」を決めておく
新人にとって一番不安なのは、
「どこまでできればいいのか分からないこと」です。
例えば、
・今日は挨拶ができればOK
・今日はお仕事の1日の流れを理解できればOK
といったように、
初日の到達点を具体的に設定、それを見える化しておくことが重要です。
② 「誰に聞けばいいか」を明確にする
現場でよく起きるのが、
「誰に聞いていいか分からない」という状態です。
結果として、質問できずに止まってしまいます。
また、聞く人によって違う回答が返ってくる。なんてこともあるあるです。
あらかじめ、
「分からないことは〇〇さんに聞いてね」
と伝えるだけで、行動のハードルは大きく下げることができます。
③ 「最初はできなくても大丈夫だよ!次にいかそう!」と言葉にする
新人は、想像以上に“評価されること”を気にしています。
その状態で何も言われないと、
「できない自分はダメだ」と感じてしまいます。
だからこそ、
「最初はできなくて大丈夫」
「まずは慣れることが大事」
といった一言が、大きな安心感を生みます。
新卒育成は、特別なスキルだけで成り立つものではありません。
何よりも大切なのは、
“安心して動き出せる環境をつくれるかどうか”
ここでとてもとても大きな差が生まれます。

これから新卒メンバーを迎える企業様は、
ぜひ一度、現場で確認してみてください。
・初日に何をさせるか決まっているか
・誰がフォローするか決まっているか
・安心して質問できる空気があるか
この3つが整うだけで、
新人のスタートは大きく変わります。
新卒を育てるということは、
新人を変えることではなく、
受け入れる側の関わり方を整えることです。
次回は、実際に現場で起こるズレや、
関わり方によってどう変わるのかを具体的にお伝えできればと思います☆