☆グローバル接客をチームで楽しく実践☆

近年、飲食・サービス業界では訪日外国人のお客様が増加し、英語での対応や文化の違いに触れる機会が一層多くなっています。日本政府は2030年までに6,000万人の訪日旅行客を誘致しようと取り組んでおり、2025年の実績では約4,268万人(※日本政府観光局より)を超える訪日外国人の方々が日本に足を運んでおります。

また、現在は春の桜シーズン真っ只中!ということで、飲食・サービス業界の現場でも、スタッフが、そしてお客様が安心して過ごせる環境づくりに日々取り組まれている方々も多いのではないでしょうか☆

さて、こちらの記事では現場で役立つ英語の基本フレーズと、日本と海外における食文化の違いについてご紹介いたします。

☆☆英語コミュニケーションの現場のコツ☆☆

英語対応において大切なのは、完璧さ!・・・よりも、「伝わること」です。笑顔や身振り手振りを交えたコミュニケーションは、言葉の壁を越える大きな力になります☆

例えば、以下のようなフレーズは日常の接客で取り入れやすい表現です。

・「Do you have any allergies?(アレルギーはありますか?)」

・「This is our special today.(本日のおすすめです)」

こうした表現を日々少しずつ使うことに加え、週に一度のロールプレイングを取り入れて、現場対応力の向上を図っている店舗・チームなどもございます。

英語に苦手意識を持つ方もいらっしゃるかもしれませんが、まずはご自身の言葉で「伝えようとする」意識を持つことが大切です。実際に声に出して使うことで徐々に自信につながっていきますので、まずは恥ずかしがらずに’1日1フレーズ’言葉に出して笑顔で身振り手振りをつけて練習してみましょう。

ーーー海外における「熱すぎない」食文化ーーー

さて、ちょっと食文化の違いにも目を向けてみたいと思います。日本では、料理を「熱々」で提供することがおもてなしの基本とされていますが、海外では必ずしもそうではなかったりします。国や地域によっては「熱すぎる料理は避けるべき」とされる文化もあり、海外のお客様が日本でびっくりすることの1つです。

例えば、フランスやイタリアでは、料理はやや落ち着いた温度で提供されることが一般的です。これは、香りや風味を最大限に引き出し、ゆっくりと食事を楽しむための工夫でもあります。ステーキや煮込み料理なども、適温で提供することで素材本来の味わいがより引き立つとされています。

また、イタリアのパスタも、茹でたての状態から少し落ち着かせ、ソースと馴染ませることで完成度が高まります。料理そのものだけでなく、食事の時間や会話を楽しむ文化が背景にあります。一方中国から来たラーメンは、日本で独自の進化を遂げて、本場中国のラーメンとはまた違った独自のものになりつつあり、日本国民に愛されていますが、町中華であれば、話をしながらビールなどアルコールも飲みながら楽しむというのは、他文化とも共通する部分はありますが、ラーメンやその他料理も熱々じゃないとしっくりこないという人は日本にはとても多いのではないでしょうか。

アメリカやイギリスにおいても、ファストフードを除き、過度に熱い料理は好まれない傾向があります。スペインのタパス文化のように、小皿料理を常温から適温で提供し、会話を楽しみながら食事をするスタイルも一般的です。

☆☆接客に活かすワンポイント☆☆

こうした文化の違いを学ぶことで、お客様のニーズをより的確に捉えることができ、一歩踏み込んだ接客が可能になったりもします。

例えば、料理の温度について事前に確認する一言を添えるだけでも、印象は大きく変わります。

・「Hot or warm?(熱めと少し温かめ、どちらがよろしいですか?)」

・「Would you like it hotter?(もう少し熱くいたしましょうか?)」

お客様の好みに合わせた対応は、「細やかな気配り」としてお客様にも伝わりやすいですね。

ーーー海外から見た日本の「おもてなし」の魅力ーーー

最後に、海外のお客様が強く感動されるのが、日本ならではのきめ細やかなサービスです。

その代表例のひとつが「おしぼり」です。もともとは旅人をもてなす文化から生まれたもので、現在では日本の接客を象徴する存在となっています。温かいおしぼりは、清潔さや心配りを感じていただけるサービスとして、多くの外国人のお客様に好評です。

また、このおしぼり文化は、1950年代に日系の航空会社が国際線サービスとして導入したことをきっかけに、世界中の航空会社へと広がりました。現在では機内サービスの一環として広く定着しており、日本発のおもてなしがグローバルスタンダードの一つになった好例といえるかもしれませんね☆

「Would you like a hot towel?(おしぼりをどうぞ)」と一言添えて、笑顔で!提供することで、より印象的なおもてなしにつなげてみてはいかがでしょうか。

この様に、海外の文化にふれてから改めて日本の文化にふれることで、また違った角度で日本の魅力がみえてくるのではないでしょうか☆

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