〜レゴ®️シリアスプレイメソッドを使った、心理的安全性と対話のあり方〜
会議や研修の中で、
「何か意見はありますか?」
「自由に話してください」
そう問いかけても、なかなか意見が出てこない。
指名しても「特にありません」で終わってしまう。
いつも発言する人だけが話し、
若手やおとなしい人は聞き役になってしまう。
組織の会議の場面で私もよく目にしていた光景です。
そんな私自身も社員時代の会議では、
その場の議論の最中でも
「部署が違うしなぁ・・・」
「自分だけ分かっていないのかも?そうだったら恥ずかしいし」
と思って、意見ができないタイミングが多くありました。
または、他の方々も、
意見がないのではなく、
自分の考えをうまく言葉にできない、
周囲の反応が気になる、
間違ったことを言いたくない。
そんな心理が、発言を止めていることもあるのかもしれません。
そこで今回ご紹介したいのが
「LEGO® SERIOUS PLAY®(LSP)」
という対話の手法です☆
LSPとは?

LSPは、レゴ®ブロックを使いながら、
自分自身の考えや価値観、組織の課題などを
「形」にして表現する方法です。
例えば、
「あなたにとって理想のチームとは?」
という問いに対して、すぐに言葉で答えるのではなく、
最初にブロックを使って自分なりの’作品’をつくります。
そして完成した作品を見ながら、
「このブロックはメンバー同士の信頼を表しています」
「この壁は部署間にある距離です」
「この人を少し離して置いたのは、孤立しているメンバーを表しています」
というように、作品を通して自分の考えを説明していきます。
頭の中だけで考えるのではなく、
手を動かし、形にし、その意味を自分の言葉で語る。
このプロセスによって、
普段はなかなか表に出てこない感情や価値観、
問題意識が見えてくることがあるのです。
ホスピタリティは「正解」ではなく、一人ひとりの価値観から生まれる
このLSPは、ホスピタリティを考える研修とも
非常に相性がいいと感じております☆
例えば、
「あなたにとって最高のホスピタリティとは何ですか?」
と質問すると、
「笑顔」
「気配り」
「思いやり」
といった言葉が多く出てきます。
もちろん、どれも大切ですし
そのような言葉が出てくるのは大変ありがたいです。
しかし、その言葉の奥には、
一人ひとり異なる経験や価値観があります。
ある人は、
「相手が困る前に気づくこと」
をホスピタリティだと考えるかもしれません。
別の人は、
「必要以上に声を掛けず、そっと見守ること」
を大切にしているかもしれません。
LSPで作品をつくると、
こうした言葉だけでは表現しきれないホスピタリティ観が
見えてきます。
すると、「ホスピタリティとはこうするもの」
という一つの正解を教える研修ではなく、
自分は何を大切にしているのか。
相手は何を大切にしているのか。
その違いを知り、
お互いの価値観を理解するしつつ、
現在のお仕事へと活かす研修内容へと
変えていくこともできるのです。
大切なのは「心理的安全性」のある場づくり

「心理的安全性」といった言葉を聞いたことが
ある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
会議や、MTGなどの議論の場で
「この場では、自分の意見や疑問、失敗を話しても大丈夫だ」
と感じられる状態は、心理的安全性が高い状態です。
(周りと違う意見だったとして、チームやグループの一員として、意見が尊重されていると感じる状態)
LSPでは、専門のファシリテーターがレゴ®️ブロックを使いながら
全員が公平に対話できる場を共創することができます。
会議の場面で、もしかしたら普段喋らない人が、
新卒入社してきた若手社員が、
会社の事業を急激に伸ばす革新的なアイディアを
持っている方がいるかもしれません。
心理的安全性を担保した上で、全員が公平に対話を進める
ことによって新しくも、内容の深い会議ができるのです☆
ホスピタリティは、お客様だけに向けるものではない
ホスピタリティというと、
接客やサービスをイメージすることが多いかもしれません。
しかし本来、相手を理解し、尊重し、
より良い関係をつくろうとする姿勢は、
社内のコミュニケーションにも必要です。
お客様には丁寧に接していても、職場では相手の話を聞かない。
それでは、本当の意味でホスピタリティのある組織とは言えません。
だからこそ、LSPを通じて、
「相手の考えを知る」
「違いを受け止める」
「自分の考えを安心して伝える」
という体験をすることには大きな意味があります。
ホスピタリティは、マニュアルだけで身につきません。
人と人が向き合い、
相手を知ろうとするところから始まります。
言葉だけでは見えなかった想いを形にし、
互いの違いを知る。
LSPは、そんな人と人との間にあるものを「考えるきっかけ」
をつくってくれる手法の一つです。
当法人では、研修の際に一つの方法としてご提供すると共に
打ち合わせの際にデモンストレーションなども
行わせていただいております。
興味のある方は、相談だけでも構いませんので
お気軽にお問い合わせいただけましたら幸いです。
ここまで読んでくださりありがとうございます。