ー企業が気をつけたい5つのポイントー
応募者だけが見られているのではない
ここ数年、全国の有効求人倍率は下降気味で推移しております。
まだ売り手市場が続いている状態ですが、
生成AIの登場により、新卒採用などを見送っている
ニュース記事なども見かけるようになりました。
さて、今回の記事でご紹介する、
採用面接というと、皆さんはどのようなイメージを持たられるでしょうか。
企業側は、応募者のお人柄や、経験や能力、
部署内との人間関係をうまく構築可能かどうか。
などのポイントを中心にみられる方も多いと思います。
しかし、応募者の視点で見てみると、
面接担当者の言葉遣いや態度、質問の仕方から、
その企業で安心して働けるかを見極めている機会でもあります。
私は、複数の会社で約15年ほど社員として働いていた際、
店舗採用を自分で行なっていたり
人事として面接を担当しておりました。
また、現在もお取引先様によっては、
人財採用の支援とともに面接に関わらせて
いただいております。
企業様によっては受付での対応、待ち時間への配慮、
面接担当者同士の雰囲気までが、
そのまま職場の雰囲気として伝わります。
面接は採否を決めるだけの時間ではなく、
企業と応募者の関係が始まる最初の接点
そのための5つのポイントにまとめました。
①どんな人を採用したいのかを明確にする
企業様によっては、複数の担当者で
面接を担当する場合もあるかと思います。
また、面接担当者が1人だったとしても、
入社後は、面接担当者以外が仕事を教える。
ような場面などがあると思います。
面接担当者同士の基準を合わせるのも大切ですが、
現場で実際にお仕事を教えるメンバーとの連携も大切です。
そのため、最初に必要なのは、求める人物像を具体的にすることです。
「明るい人」「やる気のある人」のような基準だけでは、
面接担当者によって判断が変わってしまいます。
また、入社後に現場からは「入社前に聞いていた話と違う!」
となることもあるため、
「挨拶は自ら進んでできる」
「失敗したときに振り返って改善できる」
など、実際の行動がイメージできる言葉に置き換えたり、
実際に現場で活躍しているスタッフと連携、コミュニケーションを
大切にしてもらうために、事前に必要な人財像を
擦り合わせておくと齟齬が少なくなります。
②質問内容を事前にそろえる
次に、何を質問するのかを面接担当者同士で共有します。
また、現場のスタッフにも意見を募り、
聞いて欲しいポイントなどもいくつかまとめる事も効果的です。
例えば
「コミュニケーションは得意ですか」と聞くだけでは、
多くの人が「得意です」と答えるでしょう。
それよりも、
「社内のスタッフとコミュニケーションをとりながらお仕事を進めてもらう必要がありますが、コミュニケーションと聞くとどのような事が思い浮かべますか?」
のように聞く方が、その人の考え方や行動が見えやすくなります。
また、「はい」「いいで」で答えられる
問いかけではなく、
相手に極力喋ってもらいやすい
ような問いかけで準備しておくことが重要です。
質問する内容をそろえておけば、
応募者さんによって聞くことが大きく変わったり、
確認しそびれたりすることも防ぐことができます。
③安心して話せる雰囲気をつくる

応募者が緊張しすぎていると、
本来の良さを十分にお話しすることができません。
私も、求職者として複数の会社様の面接担当者の方と
面接していただいた経験がありますが、
うまく話せた!
逆に、全くうまく話せなかった。
と、苦い思い出もあります。
安心できるポイントとしては、
・緊張をほぐす話題から入る
・最初に面接の流れを説明する
・話を途中で遮らない
・うなずきながら聴く
こうした小さな配慮だけでも、場の空気は大きく変わります。
面接担当者の役割は、その人のお人柄と
持っている考え方や経験を、できるだけ自然に引き出すことです。
④企業側も極力正直に話す

企業は、自社の良いところだけを伝えればよいわけではありません。
未来に向けた可能性のお話
厳守しても割らないといけないお話。
課題がある場合は、課題とそれを改善しようと努めてるお話
仕事内容、期待する役割、仕事の難しさなども
丁寧に説明すると応募者も安心度合いが増します。
また、入社前にお互いの認識を合わせることが、
採用後の
「思っていた仕事と違った」
というミスマッチを防ぐこともできます。
良い面接とは、応募者を一方的に評価する面接ではありません。
相手を尊重し、お互いのことを知ろうとする
対話の場をつくることです。
⑤同じ基準で振り返り、評価する
面接が終わった後は、
「何となく良かった」
「話しやすかった」
という印象だけで決めないことも大切です。
応募者が実際に話した経験や行動だけではなく、
その経験をした時にどの様にあなた自身が感じたのか。
行動から何を学んだのか。
など、「考え方」の部分を見るとともに
面接担当者同士、意見を交わすことが非常に重要です。
企業側の状況にもよりますが、
お人柄と考え方、価値観が近ければ、
現状、能力や経験が足りないように感じても
採用を検討する価値は大いにあると思います。
一般社団法人ホスピタリティCCでは、
採用の支援なども行なっております。
募集要項の打ち出しとともに、
相手の話を聴き、気持ちや考えを受け止め、
より良い関係をつくるためのホスピタリティ研修
コミュニケーション研修を行っています。
面接担当者のスキルアップをしたい企業様や、
採用後も人が安心して働ける組織をつくりたい企業様は、
ぜひお気軽にご相談ください。
採用という最初の出会いから、
人と組織のより良い関係性づくりをお手伝いいたします。
ここまで読んでくださりありがとうございます。