「焼肉を、もっと身近に。」神戸元町で愛される
『やきにく3姉妹』
人の魅力から神戸を知る☆
オーナー八木さんインタビュー
三姉妹の父親が営む、ちょっと意外な名前の焼肉店
「やきにく三姉妹」(インスタはこちら☆)
神戸・元町駅から北へ歩いてわずか1分。飲食店が立ち並ぶ一角に、どこか親しみやすい名前の焼肉店
「やきにく3姉妹」があります。

目を引くお店の佇まいと、可愛らしい暖簾をくぐると迎えてくれるのは三姉妹・・・!
ではなく、気さくな男性オーナーの八木さん☆
実は店名の由来は、八木さんの3人の娘さんたちです。三姉妹のお父さんが営む焼肉店だから「やきにく3姉妹」とのこと。
「お客さんからも、三姉妹はどこにおるん?ってよく聞かれるんですよ(笑)」
そう笑うオーナー八木さん。とても笑顔が魅力的です!店名をきっかけに、お客さんとの会話が自然と生まれることも少なくないとのことです。初めて訪れる人との距離をふっと縮めてくれる、そんな名前にも、この店ならではの温かさが感じられる店舗のご紹介です。
コロナ禍での開業。
支えになったのは人とのご縁
お店がオープンしたのは、2020年9月16日。
新型コロナウイルスの影響で、飲食業界全体が厳しい状況に置かれていた時期でした。現在の店舗は、以前、八木さんの後輩が焼肉店を営んでいた場所。コロナ禍でその店が閉店することになり、設備などを引き継げる縁が生まれました。もちろん、開業後は営業時間の短縮など苦労もあったといいます。しかし、当時を振り返る八木さんの言葉はとても穏やかでした。
「お客さんに恵まれていたので、お店の認知を上げていく。といった視点では、そこまで苦労した記憶はないですね」
この言葉から感じられるのは、苦労を強調するのではなく、支えてくれた人への感謝を大切にする姿勢を感じられます。
お店の成長について尋ねても、「たまたま恵まれているだけ」と笑います。
その素敵な笑顔と、飾らない謙虚さこそ、人が自然と集まる理由の一つなのかもしれません。
「何が出てくるんやろう?」
料理にも遊び心を
「やきにく3姉妹」の魅力は、もちろん料理にもあります。
A4・A5ランクの黒毛和牛をはじめ、新鮮なホルモンや日替わりの希少部位など、本格的な焼肉を居酒屋感覚で楽しめるのが特徴です。
人気メニューの一つが、味付けした刻みネギを牛タンで包んだ「ネギタン」

さらに、メニューを眺めていると思わず目に留まるのが、「世界一食べにくい卵かけごはん」や「痛風炙りユッケ」といったユニークな料理名です。そんなメニューづくりについて、八木さんにお話を伺いました。
「作っていて面白いかどうか。食べる人にも、どんなん出てくるんやろうって思ってもらいたい」
そして、こんな一言も。
「メニュー名から想像するものの、ちょっと斜め上をいけたら勝ちかなって」
「美味しい料理を提供するだけでなく、料理が運ばれてくるまでの期待感や、食べた瞬間の驚きまで楽しんでほしい。」

そこには、職人としてのこだわりだけではなく、お客さんを楽しませたいという、八木さんらしいサービス精神が表れているように感じます。
高級料理ではなく、
日常の楽しみとしての焼肉
神戸といえば、世界的にも知られる神戸ビーフがあります。
そのブランド力は大きな魅力である一方、焼肉そのものが特別な日に食べる高級料理という印象になることもあります。
しかし、八木さんが大切にしているのは、もっと身近な焼肉の楽しみ方です。
「焼肉って、もっと身近なもんであってほしい。大衆的なもんやからね」

カウンター席やドラム缶テーブルを備えた店内は、一人でも、仲間とでも立ち寄りやすい空間です。15時から営業しているのも、仕事帰りや少し早めの一杯を楽しみたい人には嬉しいところではないでしょうか☆
そして、焼肉には、ほかの料理にはない魅力があります。それは、お店とお客さんが一緒に商品を完成させることです。
ー商品を提供したのち、お客さんが自分で焼いて食べるー
店が提供する肉を、お客さん自身が焼き、自分好みの一皿に仕上げていく。その時間も含めて、焼肉の醍醐味でもあり、楽しさそのものではないでしょうか。肩肘を張らず、美味しい肉を囲みながら会話を楽しむ。そんな日常のひとときを大切にしているお店と感じました。
大切なのは、スタッフ一人ひとりとの「ちょうどいい距離感」
お店を支えているのは、10代後半から20代前半の学生を中心とした若いスタッフたち。八木さんが採用で大切にしているのは、特別な経験や能力よりも、まずは「真面目であること」。そして、人を育てるうえで意識しているのが、相手との距離感です。
「最初から馴れ馴れしくするんじゃなくて、慣れてきたら少しずつ距離を縮めていけばいい。相手にも相手の距離感があるから」

親しみやすさと礼儀、その両方を大切にする姿勢と心配りがうかがえます。もちろん、仕事で間違ったことがあれば、きちんと注意することもあるそうです。一方で、スタッフについて尋ねると、「みんな、よく頑張ってくれてありがたい」と感謝の言葉が返ってきました。
必要以上に干渉せず、けれど決して突き放さない。その絶妙な距離感は、お客さんへの接し方にも通じるものがあるのではないでしょうか。
実際、私の方で拝見している「食べログ」の口コミにも、肉の質だけでなく、スタッフの丁寧な接客や気遣いを評価する声が寄せられておりました☆
地元の人に愛され、次の夢へ
観光客も訪れる神戸・元町という立地ですが、八木さんによると、お客さんの中心は地元の人たち。近隣で働く会社員や学生、そして繰り返し足を運ぶ常連客など、幅広い世代に親しまれています。

お店の情報発信はInstagramが中心とのこと。
日々の投稿を積み重ねながら、焼肉の魅力を伝えています。そして、これからの夢について尋ねると、八木さんは少し楽しそうに答えてくれました。
「2号店はやってみたいですね」
「もちろん、店舗を増やすことには未知の部分もあります。それでも、新しいことに挑戦してみたいという気持ちは持ち続けていますよ。」
その言葉には、気負いすぎず、自然体で未来を見つめる八木さんらしさが感じられました。
美味しい焼肉の向こうにある、人の魅力
「やきにく3姉妹」の魅力は、上質なお肉や個性的なメニューだけではありません。三姉妹の父親という親しみのある店名。お客さんの期待を少し超える料理への遊び心。スタッフ一人ひとりを尊重する姿勢。そして、支えてくれる人たちへの素直な感謝。
八木さんの話を聞いていると、お店の魅力とは、料理の美味しさだけでつくられるものではないのだと感じます。そこにいる人がどんな想いを持ち、どんな距離感で人と向き合い、どんな時間を届けようとしているのか。
そんな日々の積み重ねが、また訪れたくなる理由になる気がしております。そして、ホスピタリティの本質でもあるのではないでしょうか☆
神戸・元町の「やきにく3姉妹」。

美味しい焼肉と、オーナーの八木さんのお人柄を感じつつ、肩肘を張らない温かな時間を楽しみに、ぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか。
お店の情報はこちら(食べログ)
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