2025年、海外からの訪日旅行客数は約4,200万人を超えており、飲食・サービス業界でもお客様が増加を肌身で感じる方々も多くいらっしゃるかと思います。それと同時に、英語での対応や文化の違いに触れる機会が一層多くなっています。
現場では、スタッフが安心して接客できる環境づくりに日々取り組まれている皆様も多いのではないでしょうか☆
今回は、現場で役立つ英語の基本フレーズと、日本と海外における飲食店での水の提供文化の違いについてご紹介いたします☆
ーーー英語コミュニケーションの現場のコツーーー
英語対応において大切なのは、完璧さよりも「伝わること」です。笑顔や身振り手振りを交えたコミュニケーションは、言葉の壁を越える大きな力になります。
例えば、以下のようなフレーズは日常の接客で取り入れやすい表現なので、ぜひ試してみてはどうでしょうか。
・「Complimentary water is served.(お水をお持ちしました)」
・「Would you prefer still or sparkling water?(水道水か炭酸水、どちらがお好みでしょうか?)」
こうした表現を日々少しずつ使うことに加え、週に一度でもロールプレイングを取り入れることで、現場対応力の向上が期待できます。
英語に苦手意識を持つ方もいらっしゃるかもしれませんが、まずはご自身の言葉で「伝えようとする」意識を持つことが大切です。実際に声に出して使うことで、徐々に自信につながっていきます。

ーーー海外における「水は有料」の食文化ーーー
日本では、飲食店で水(お冷)が無料で自動的に提供されるのがおもてなしの基本ですが、海外では必ずしもそうではありません。国や地域によっては「水はボトルで有料」とされる文化もあり、困惑することの1つと言われています。
例えば、イタリアやベルギーでは、水道水の無料提供は稀で、ボトル水(ガス水か無し)の注文が一般的です。これは、水の品質やボトル飲料の習慣によるもので、ゆっくり食事を楽しむための工夫でもあります。スペインやドイツでも同様に有料が標準で、無料を期待すると驚かれることがあります。
また、フランスでは「carafe d’eau(水道水の容器)」を頼めば無料の場合もありますが、基本はボトル注文です。アメリカでは州による違いはあれど、ファストフード以外では水も有料傾向が見られます。一方日本のお冷文化は、気軽に水分補給を促す独自のスタイルとして、海外のお客様に新鮮に映ることも多い事を覚えておいてください☆
ーーー接客に活かすワンポイントーーー
こうした文化の違いを踏まえることで、お客様のニーズをより的確に捉えた接客が可能になります!
例えば、水の提供について事前に確認する一言を添えるだけでも、印象は大きく変わります。
・「Is complimentary water alright with you?(無料のお水でよろしいでしょうか?)」
・「Bottled water is also available upon request.(ご希望でしたらボトル水もご用意いたします)」
お客様の好みに合わせた対応は、「細やかな気配り」として高く評価されるポイントです。
ーーー海外から見た日本の「おもてなし」の魅力ーーー
一方で、海外のお客様が強く感動されるのが、日本ならではのきめ細やかなサービスです。
その代表例のひとつが今回ご紹介している「無料のお冷」です。もともとはお客様の快適さを第一に考えた文化から生まれたもので、現在では日本の接客を象徴する存在となっています。冷たいお冷は、清潔さや心配りを感じていただけるサービスとして、多くの外国人のお客様に好評です。

また、「complimentary(無料)」は海外の航空会社でもよく使われます。例えば、アメリカの長距離便で「Complimentary beverage service(無料ドリンクサービス)をお楽しみください」とアナウンスされ、ソフトドリンクやお茶が提供されるシーンは一般的です。この言葉が機内で自然に使われるように、日本のお冷も「complimentary water」として海外の方に喜ばれます。「Here is your complimentary water.(無料のお水をお持ちしました)」と一言添えて提供することで、より印象的なおもてなしにつながりますので、ぜひ試してみてくださいね☆